DALI回路チェッカー ProbitSite
型番ベース: DALI回路チェッカー ProbitSite

DALI ラインに直接つないで、つながっている制御機器の一覧・バス電圧・テレグラムの信号品質をその場で読み取るハンドヘルドの DALI 診断器です。スキャンしても既存の設定は書き換えません。DALI バス電源を内蔵しているため、コントローラが入る前の回路や、バス電源が落ちた回路でも測れます。
DALI の不具合は、プログラムの問題と電気の問題が混ざって出ます。器具が点かないときに、ショートアドレスが重複しているのか、配線が切れているのか、バス電圧が足りないのか、ラインが長すぎて波形が崩れているのか — 上位のソフトから見ているだけでは切り分けられません。ProbitSite は DALI ラインに直接つないで、機器の一覧と電気の状態を同時に読み、どちらの問題なのかをその場で決められるようにする測定器です。
ノートパソコンを持たずに単体で測れること、DALI バス電源を内蔵していてコントローラが入る前でも測れること、論理的な通信だけでなく物理層の信号品質まで見ること。この 3 つが、PC につないで使う USB の DALI ドングルとの一番の違いです。
ProbitSite の使い方
DALI ラインに 2 本のケーブルで直結し、つながっている機器を読み取り、信号品質とバス電圧で不具合を切り分けて、記録を報告書にします。下の図は 4 つの手順を順に繰り返します。
- 1DALI ラインにつなぐ
付属の 2 本のケーブルで、DALI ラインの DA+ / DA− に直結します(本体側は 4mm のバナナジャック)。ラインのどこにつないでもかまいません。スキャンの前に DALI-1 のマスター(アプリケーションコントローラ)は切り離してください。QUIESCENT MODE に応答せず、通信を乱します。バス電圧が無ければ内蔵の DALI バス電源が自動で給電するため、コントローラが入る前の回路でも測れます。DALI ケーブルは施工規定上 230V の電源ケーブルと同じものとして扱ってください。
- 2ProbitScan で機器を読み取る
ラインに応答する制御装置・制御機器をすべて読み出し、ショートアドレス、機器種別、DALI バージョン、GTIN を一覧にします。機器数により 30 秒から 5 分かかり、終わるとラインは元の状態に戻ります。既存のショートアドレスやグループ設定は変わりません。アドレスの無い機器にだけ、情報を読むために空きアドレス(通常 63)を一時的に使い、スキャン後に解放します。
- 3信号品質とバス電圧で切り分ける
応答フレームのビットタイミングを評価して、機器ごとに緑・黄・赤を出します。緑は規定内、黄は「本来この形で送るべきではないが、どの受信機でも解釈できる」送信側の規定違反、赤は「正しく解釈される保証がない」受信側の規定違反です。最小・平均・最良の 3 つの値が出るので、常に起きている問題とときどき起きる問題を区別できます。あわせて、ショートアドレスの重複、ランプ異常、非常用照明のバッテリー異常、応答しない機器も表示します。
- 4記録を取り出して報告書にする
USB-C で Windows 10(64bit)以降のパソコンにつなぎ、ProbitSite App へスキャンとログを取り込みます(USB 接続には Probit ドライバーパッケージが必要です)。プロジェクト単位で整理し、メーカーに依存しない形式の PDF 試験報告書を作成・印刷できます。DALI ログは電源が入っているあいだ背景で記録され続けるため、ときどきしか出ない不具合も後から 1 件ずつ追えます。アドレスを直す必要があるときは、ファームウェア V1.5 以降のエキスパートモードで本体だけで変更できます。
図の表示値と機器構成は一例です。DALI ラインへの接続・取り外しは、電気工事の知識がある方が行ってください。ショートアドレスの変更は上位の制御システムの割り当てに影響するため、先に完全なスキャン結果を保存し、システムを組んだ会社と相談してから実施してください。
| 品種 | DALI マルチメーター(ハンドヘルドの DALI 診断器) |
|---|---|
| 認証 | DALI-2 認証(DALI Alliance 製品 ID 10378)/ CE・UKCA |
| バス電源 | DALI バス電源内蔵(最大 250mA)。既存のバス電圧を検出したときは給電しません |
| ブランド | 自社取扱 |
| メーカー | Lichtvision Engineering GmbH(ドイツ・ベルリン) |
| 動作時間 | 内蔵リチウムポリマー 14.8Wh で連続約 8 時間 |
| 当社型番 | SL-10828 |
| 測れること | バス電圧 / 信号品質(ビットタイミング)/ 機器一覧 / 通信・プロトコルエラー |
| メーカー品番 | PBS_V1.0(GTIN 4262466940009) |
| 大きさ・重さ | 80 × 165 × 27mm / 280g |
DALI回路チェッカー ProbitSite の価格と納期は、数量と構成によって変わるためお見積りでご案内しています。下のボタンから、型番を入れた状態でお問い合わせいただけます。
DALI回路チェッカー ProbitSite の見積を依頼する選定のポイント
- 設定を書き換えずに読み取れます。ProbitScan はラインに応答する機器をすべて読み出しますが、既存のショートアドレスやグループ設定は変わりません。アドレスの無い機器にだけ、情報を読むために空きアドレス(通常 63)を一時的に使い、終わったら解放して元の状態に戻します。
- 論理と物理の両方を見ます。テレグラムの中身だけでなく、応答フレームのビットタイミングを評価して信号品質を緑・黄・赤で示します。「通信はできているが規定の端にいる」状態 — 引き渡し後に温度や負荷が変わるとときどき落ちる回路 — を、試運転の段階で見つけられます。
- DALI バス電源を内蔵しています(最大 250mA)。コントローラや KNX-DALI ゲートウェイが入る前の回路でも、既設のバス電源が壊れた回路でも測れます。ラインにバス電圧があるときは自動で給電を止めるため、二重給電の心配がありません。
- ノートパソコンが要りません。スキャン、機器の確認、Identify(LED を点滅させて器具を特定する)、ショートアドレスの変更まで本体だけでできます。脚立の上や天井裏で PC を広げられない場面で効きます。
- 電源が入っているあいだ、ずっと記録しています。スキャンを始めなくても全 DALI メッセージをマイクロ秒単位で記録し続けるため、短時間の試験では捕まらない「ときどき起きる」不具合を後から追えます。内蔵 64GB で、平均 15 テレグラム/秒なら約 365 日ぶんです。
- 測定器そのものが DALI-2 認証機です。DALI Alliance の公開データベースに製品 ID 10378 で載っています。さらに内蔵した DiiA データベースと突き合わせて、設備側に混ざった未認証の機器を見分けられます。
- メーカーに依存しない報告書が出せます。Windows アプリへ USB で取り込み、PDF の試験報告書を作れます。「このラインは引き渡し時点で全機緑だった」を書面で残せるため、施工側の立証資料になります。
システム構成
ProbitSite は DALI ラインのどこにつないでもかまいません。付属の 2 本のケーブルで DA+ / DA− の端子に直接つなぎます(4mm のバナナジャック)。
スキャンの前に、DALI-1 のマスター(アプリケーションコントローラ)は切り離してください。DALI-1 のマスターは QUIESCENT MODE に応答せず、スキャン中の通信を乱します。DALI-2 のマスターはつないだままでかまいません。DALI ログを取るだけの場合は、DALI-1 のマスターも接続したままで記録できます。
ラインにバス電圧が無ければ、内蔵のバス電源が自動で給電を始めます。バス電圧を検出したときは給電しません。スキャンは機器数により 30 秒から 5 分かかります。終わるとラインは元の状態に戻ります。
記録したスキャンとログは、USB-C で Windows 10(64bit)以降のパソコンへ取り込みます。USB 接続には Probit ドライバーパッケージ(WHQL)が必要です。ProbitSite App でプロジェクトごとに整理し、PDF の報告書にします。
使いどころ
引き渡し前の試運転と記録
全器具が応答するか、ショートアドレスが重複していないか、全機の信号品質が緑に入っているかを順に確認し、PDF の報告書にして残します。黄色のまま引き渡した回路は、温度や負荷が変わると赤に寄っていきます。試運転の段階で直すほうが、引き渡し後に「ときどき点かない」を追うより安く済みます。
器具を 1 台だけ交換する
交換前にスキャンを保存し、元のショートアドレスを記録します。新しい器具をつないだらもう一度スキャンして機器を特定し、エキスパートモードで同じショートアドレスを割り当てます。上位の制御システムは同じ位置の器具として認識するため、全体の再試運転は要りません。パソコンを持ち込まずに本体だけで完結します。
ショートアドレスの重複を見つけて直す
あらかじめアドレスが書き込まれた交換器具を付けたあとに起きやすい不具合です。ProbitScan の一覧にショートアドレスと機器種別が並ぶので、重複が見えます。直すときは対象の機器を 1 台ずつ切り離し、エキスパートモードで 0〜63 の空きアドレスを割り当てます。
信号品質が黄・赤になる原因を絞る
ブランチを 1 本ずつ外しながら信号品質の変化を見て、どこで崩れているかを絞ります。1 台ずつ単体で測り、疑わしい機器は状態の良いラインで測り直します。きれいなラインを 1 台で黄色に落とす機器は交換します。DALI ライン全長が 300m を超えている、星形に分岐している、電源ケーブルと並走している、1 ブランチの機器数が多すぎてバス電源の容量を超えている、といった原因と突き合わせて判断します。
KNX-DALI ゲートウェイの先を疑う
KNX 側の設定を何度見直しても器具が動かないとき、原因が DALI ライン側にあることがあります。ProbitSite は KNX のプロトコル自体は解析しませんが、ゲートウェイの先の DALI ラインを切り離して直接測れるため、「KNX の設定か、DALI の配線か」を分けられます。
ときどきしか出ない不具合を捕まえる
電源を入れたまま置いておくだけで、全 DALI メッセージをマイクロ秒単位で記録し続けます。スキャンは不要です。「夜だけ点滅する」「週に一度落ちる」といった再現しにくい症状を、後から Windows アプリのログで 1 件ずつ追えます。
よくあるご質問
スキャンすると既存の設定は変わりますか。
変わりません。既存のショートアドレスは保持されます。ただし、アドレスが設定されていない機器から情報を読むために、空きショートアドレス(通常 63)を一時的に割り当てます。スキャン後に解放し、元の状態に戻します。
DALI コントローラが入っていない回路でも測れますか。
測れます。DALI バス電源を内蔵しているため(最大 250mA)、コントローラが入る前や、既設のバス電源が壊れた回路でも診断できます。稼働中の設備では、ゲートウェイやアプリケーションコントローラを切り離して ProbitSite を直接つないでください。ラインにバス電圧があるときは内蔵電源が自動で止まるので、二重給電にはなりません。
スキャンの前に外さないといけない機器はありますか。
DALI-1 のマスター(アプリケーションコントローラ)は切り離してください。QUIESCENT MODE に応答せず、スキャン中の通信を乱します。DALI-2 のマスターはつないだままでかまいません。DALI ログを取るだけなら、DALI-1 のマスターも接続したままで記録できます。
信号品質の緑・黄・赤は何を見ていますか。
応答フレームのビットタイミングです。緑は期待される範囲内で常に応答する状態、黄は「本来この形で送るべきではないが、どの受信機でも解釈できる」送信側の規定違反、赤は「正しく解釈される保証がない」受信側の規定違反です。最小・平均・最良の 3 つの値が出るので、常に起きている問題とときどき起きる問題を区別できます。
ノートパソコンなしでショートアドレスを変えられますか。
変えられます。ファームウェア V1.5 以降のエキスパートモードで、本体だけで割り当て・変更・削除ができます。有効化のときだけ Windows アプリが必要で、以降の変更は本体で行えます。画面に歯車アイコンが出ているあいだは書き込みが有効です。アドレスの変更は上位の制御システムの割り当てに影響するため、先に完全なスキャン結果を保存し、システムを組んだ会社と相談してください。
DALI-2 や D4i の製品認証試験に使えますか。
使えません。ProbitSite は設置済みの設備を診断する機器です。DALI-2・D4i の適合試験と製品認証には ProbitLab2 が必要です。
KNX の回路も検査できますか。
KNX のプロトコル自体は解析しません。KNX-DALI ゲートウェイやコントローラの先につながる DALI ラインを診断します。KNX 側の設定と DALI ライン側の配線のどちらに原因があるかを分けるのに使えます。
記録したデータはどう取り出しますか。
USB-C で Windows 10(64bit)以降のパソコンにつなぎ、ProbitSite App(または ProbitBench)へ取り込みます。USB 接続には Probit ドライバーパッケージ(WHQL)が必要です。スキャンもログも、開かれた XML 形式で書き出せます。アプリから PDF の試験報告書も作れます。
屋外や高温の場所でも使えますか。
屋内用です。保護等級は IP20 で、データシートの動作温度は 0〜50°C、取扱説明書には +10〜+35°C と記載があります。記載が分かれているため、低温・高温の環境で使う予定があるときは事前にお問い合わせください。本体が熱くなったときは電源を切り、必要なら充電を止めて冷ましてください。
価格と納期を教えてください。
数量と構成によって変わるため、お見積りでご案内しています。このページ下部のボタンからお問い合わせください。スマートライト株式会社が日本の正規販売代理店です。
メーカー資料・ダウンロード
- ProbitSite 製品ページ(メーカー公式・日本語)
- ProbitSite FAQ(メーカー公式・日本語)
- 取扱説明書(英語 PDF)
- データシート(PDF)
- ProbitSite App for Windows V1.2.1(エキスパートモードの有効化に対応。ファームウェア V1.2 以上が必要(V1.5 推奨))
- Probit ドライバーパッケージ 2.12.36.4(WHQL)(USB 接続に必要です)
- DALI Alliance の認証情報(製品 ID 10378)
- DALI現場に一台欲しい!DALI回路チェッカー ProbitSite(当社の解説動画)
- DALI回路チェッカー ProbitSite 検証動画 No.001(当社の解説動画)
当社が実機で検証した設定手順を技術ブログで公開しています。
- DALI回路チェッカー ProbitSiteのFWアップデート (2025-06-16)
- DALI回路チェッカーProbitSite App for Windows (V0.9) (2025-06-29)
- DALI回路チェッカー ProbitBench (2025-06-29)
- DALI回路チェッカー Scan履歴から器具を確認する方法 (2025-07-29)
- DALI回路チェッカーProbitSite App Datafileの取り方 (2025-07-29)
- DALI回路チェッカーProbitSiteのFWが1.4になりました (2025-09-03)
関連製品
詳細仕様
本体仕様
| 表示 | 3.5 インチ TFT・320 × 480 ピクセル・RGB・600cd/m² |
|---|---|
| 内蔵メモリ | 64GB。スキャン結果は 30,000 件以上、DALI ログは平均 15 テレグラム/秒で約 365 日ぶん保存できます |
| バッテリー | リチウムポリマー 14.8Wh(3.7V / 4000mAh)・連続約 8 時間 |
| 充電 | USB-C から 5V・最大 500mA |
| データ通信 | USB-C(USB 2.0 Full Speed・仮想 COM ポート) |
| DALI 端子 | 4mm バナナジャック(ラボ用安全ソケット)2 口 |
| 過電圧保護 | 240Vac(取扱説明書の耐電圧の記載は 250Vac) |
| 短絡耐性 | 恒久的に短絡に耐えます |
| 保護等級 | IP20(屋内での使用を前提とします) |
| 動作温度 | 0〜50°C(データシートの値)。取扱説明書には +10〜+35°C と記載があり、記載が分かれています。低温・高温の環境で使う予定があるときは事前にお問い合わせください |
| 保管温度 | 0〜35°C |
| 外形寸法 | 80 × 165 × 27mm |
| 重量 | 280g(データシートの値。取扱説明書には 300g と記載)/ 梱包込み 650g |
| メーカー品番 | PBS_V1.0(GTIN 4262466940009) |
内蔵 DALI バス電源(ProbitConnect)
| 出力電圧 | 公称 17V(取扱説明書では 16V と記載) |
|---|---|
| 出力電流 | 最小保証 190mA(機種により 95mA)/ 最大 250mA |
| 自動判定 | ラインにバス電圧があるときは給電を止め、二重給電を避けます。バス電圧を検出しないときは自動で給電を始めます |
| 使いどころ | アプリケーションコントローラや KNX-DALI ゲートウェイが入る前の回路、既設のバス電源が壊れた回路でも診断と試運転ができます |
測定・診断できること
| 機器一覧(ProbitScan) | ラインに応答する制御装置・制御機器をすべて読み出し、ショートアドレス、機器種別、DALI バージョン、GTIN を表示します |
|---|---|
| バス電圧 | DALI ラインの電圧を数値で表示します |
| 通信量 | 1 秒あたりの DALI メッセージ数と、その履歴 |
| 信号品質 | 応答フレームのビットタイミングを評価します(物理層の評価) |
| 認証状態 | 内蔵した DiiA(DALI Alliance)データベースと突き合わせ、認証を取得していない機器を見分けます。データベースはファームウェア更新のたびに更新されます |
| 検出できる不具合 | ランプ異常、非常用照明のバッテリー異常、ボタン/スイッチの異常、ショートアドレスの重複(アドレス競合)、規定どおりに応答しない機器(Missing function) |
| 切り分けできる原因 | 配線の断線・極性違い、バスの短絡、バス電圧の不足、1 回路あたりの機器が多すぎる過負荷、DALI ライン全長が 300m を超えることによる品質低下 |
| Identify | LED を点滅させて器具を特定します。全機同時(ブロードキャスト)と、スキャン後の 1 台ずつの両方ができます。アドレスの無い機器には空きアドレス(通常 63)を一時的に割り当てて実行し、終了後に解放します |
| 設定への影響 | スキャンで既存の設定は変わりません。アドレスの無い機器にだけ、情報を読むために空きショートアドレス(通常 63)を一時的に割り当て、スキャン後に解放して元の状態に戻します |
| スキャン時間 | 機器数により 30 秒〜5 分。スキャン中は接続を外さないでください |
| ライン上での振る舞い | シングルマスターのアプリケーションコントローラとして振る舞い、QUERY フレームには応答しません。10 分ごとに PING を送ります |
信号品質の見方(緑・黄・赤)
| 緑 | 期待される範囲内で常に応答します。送信も応答も規定を満たしています(メーカー FAQ の目安は 76〜100%) |
|---|---|
| 黄 | 送信側の規定違反(Transmitter Violation)。本来この形で送るべきではありませんが、どの受信機でも解釈できます(目安 51〜75%) |
| 赤 | 受信側の規定違反(Receiver Violation)。正しく解釈される保証がなく、テレグラムが落ちることがあります(目安 0〜50%) |
| 最小・平均・最良 | 3 つの値が出るため、常に起きている問題と、ときどき起きる問題を区別できます |
| 黄・赤の主な原因 | 劣化した制御装置(フォトカプラの劣化など)、ライン全長や星形配線による容量の増加、電源ケーブルと並走したときのクロストーク、容量不足のバス電源、1 ブランチあたりの機器数が多すぎること |
対応する機器と規格
| 対応規格 | IEC 62386 の 101〜103、201〜209、216〜224、250〜253、301〜306、332〜333 |
|---|---|
| 認証 | DALI-2 認証(DALI Alliance の公開データベースで製品 ID 10378) |
| 読み取れる機器 | DALI-1・DALI-2 の制御装置と制御機器。照明器具(102)、カラー照明(209)、非常用照明(202)、ボタン/スイッチ(301・302)、センサー(303・304)、制御機器(103) |
| 外す必要がある機器 | DALI-1 のマスター(アプリケーションコントローラ)は QUIESCENT MODE に応答せず通信を乱すため、スキャン前に切り離してください。DALI ログを取るだけなら接続したままでかまいません |
| KNX について | KNX のプロトコル自体は解析しません。KNX-DALI ゲートウェイやコントローラの先につながる DALI ラインを診断します |
| 製品認証試験 | DALI-2・D4i の製品認証試験には使えません。設置済みの設備を診断する機器です(認証試験の用途は ProbitLab2 です) |
エキスパートモード(ショートアドレスの変更)
| 対応 | ファームウェア V1.5 以降 |
|---|---|
| 有効化 | Windows アプリから一度有効にすると、本体だけで操作できます。画面に歯車アイコンが出ているあいだは書き込みが有効です |
| できること | 空きアドレスの割り当て、既存アドレスの変更、アドレスの削除 |
| 対象数 | 制御装置(Control Gear)64 アドレス、制御機器(Control Device)64 アドレス(制御機器は DALI-2 のみ) |
| 操作 | スキャン → 対象機器を選択 → 「Device options」 → 「Set address」。変更後は確認メッセージが出ます。記録のため、変更後にもう一度スキャンすることをメーカーが推奨しています |
| 注意 | アドレスの変更は上位の制御システムの割り当てに影響します。先に完全なスキャン結果を保存し、システムを組んだ会社と相談してから行ってください |
DALI ログ(データロガー)
| 動作 | 電源が入っているあいだ、スキャンを始めなくても全 DALI メッセージを背景で記録し続けます |
|---|---|
| 分解能 | バス通信をマイクロ秒単位で記録します |
| 容量 | 内蔵 64GB。平均 15 テレグラム/秒なら約 365 日ぶん |
| 使いどころ | 短時間の試験では捕まらない、ときどき起きる不具合の記録 |
| 取り出し | USB-C で Windows アプリへ取り込み、ログタブで 1 件ずつ確認できます。ProbitSite App または ProbitBench から、開かれた XML 形式で書き出せます |
ProbitSite App(Windows)
| 動作環境 | Windows 10(64bit)以降+USB ポート |
|---|---|
| できること | プロジェクト単位のスキャン・ログ管理、USB からの取り込み、ファームウェアの更新、エキスパートモードの有効化・無効化、PDF 報告書の作成、スキャン内容の表示、DALI コマンドの一覧表示 |
| 報告書 | メーカーに依存しない形式の試験報告書を作成・印刷できます |
| 必要なもの | USB 接続には Probit ドライバーパッケージ(WHQL)のインストールが必要です |
| 使う頻度 | アドレスを変えるたびにアプリは要りません。エキスパートモードの切り替えのときだけ使います |
同梱品・保証・安全上の注意
| 同梱品 | ProbitSite 本体、キャリングケース、USB-C 充電ケーブル、DALI バス接続ケーブル 2 本(端子つき)、クイックスタートガイド |
|---|---|
| 保証 | メーカー保証 1 年(メーカー取扱説明書の記載)。国内での保証対応は当社へお問い合わせください |
| 安全 | DALI バスの電圧は低いものですが、施工規定上、DALI ケーブルは 230V の電源ケーブルと同じものとして扱います。接続・取り外しは電気工事の知識がある方が行ってください |
| 手入れ | 筐体と端子は、乾いた糸くずの出ない布だけで拭いてください |
| 廃棄 | 充電池を内蔵しています(EU 指令 2012/19/EU 対象)。家庭ごみとして捨てず、自治体の定める方法で廃棄してください |
| 適用指令・規格 | RED 2014/53/EU、RoHS 2011/65/EU、ErP 2009/125/EC。EN 301489-17、EN 300328、EN 62368-1、EN 62493、EN 55032、EN 61000-3-2、EN 61000-3-3、EN 61547、EN IEC 63000 |
型番一覧(1 種)
| 型番 | 仕様 |
|---|---|
| SL-10828 | DALI回路チェッカー ProbitSite |