Milesight 室内環境センサー(IAQ)7型番の比較
AM102L / AM103L / AM103 / AM307 / AM308L / AM308 / AM319 を、測定項目・CO2 センサーの方式・画面の有無・電源・電池寿命・技適で並べています。 値はメーカー公式データシートの記載にもとづきます。どれも LoRaWAN で、ゲートウェイを1台置けば同じ仕組みで収容できます。
迷いやすいのは「画面が要るか」「どこまで測るか」「電池で置けるか」の3点です。表の下に判断の順序をまとめています。
| 型番 | AM102L | AM103L | AM103 | AM307 | AM308L | AM308 | AM319 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 測定項目 | 温度 / 湿度 | 温度 / 湿度 / CO2 | 温度 / 湿度 / CO2 | 温度 / 湿度 / 照度 / 人感 / CO2 / TVOC / 気圧 | 温度 / 湿度 / 照度 / 人感 / CO2 / TVOC / 気圧 / PM2.5 / PM10 | 温度 / 湿度 / 照度 / 人感 / CO2 / TVOC / 気圧 / PM2.5 / PM10 | 温湿度 / 照度 / 人感 / TVOC / 気圧 / CO2 / HCHO or O3 / PM2.5 / PM10 |
| 画面 | なし | なし | 2.13インチ 白黒 E-Ink | 4.2インチ 白黒 E-Ink | なし | 4.2インチ 白黒 E-Ink | 4.2インチ 白黒 E-Ink |
| CO2 — 方式 | — | NDIR(非分散型赤外線) | NDIR(非分散型赤外線) | NDIR(非分散型赤外線) | 光音響方式(Photoacoustic) | 光音響方式(Photoacoustic) | 光音響方式(Photoacoustic) |
| CO2 — 測定範囲 | — | 400〜5,000 ppm | 400〜5,000 ppm | 400〜5,000 ppm | 400〜2,000 ppm | 400〜2,000 ppm | 400〜2,000 ppm |
| CO2 — 精度 | — | ±(30 ppm + 読み値の 3%)(0〜50℃) | ±(30 ppm + 読み値の 3%)(0〜50℃) | ±(30 ppm + 読み値の 3%)(0〜50℃・0〜85% RH) | ±(50 ppm + 読み値の 5%)(-10〜60℃) | ±(50 ppm + 読み値の 5%)(-10〜60℃) | ±(50 ppm + 読み値の 5%)(-10〜60℃) |
| PM2.5 / PM10 | — | — | — | — | 0〜1,000 μg/m³ | 0〜1,000 μg/m³ | 0〜1,000 μg/m³ |
| HCHO / O3 | — | — | — | — | — | — | HCHO 0〜1.25 mg/m³ または O3 0〜10 ppm(どちらか一方) |
| TVOC・照度・人感・気圧 | — | — | — | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
| アラーム | ステータス LED ×1 | 信号灯(トラフィックライト)×1。CO2 のしきい値を多段で通知 | 信号灯(トラフィックライト)×1。CO2 のしきい値を多段で通知 | 信号灯(トラフィックライト)×1 + ブザー ×1 | 信号灯(トラフィックライト)×1 + ブザー ×1 | 信号灯(トラフィックライト)×1 + ブザー ×1 | 信号灯(トラフィックライト)×1 + ブザー ×1 |
| 電源 | ER14505 リチウム電池 2,700mAh ×2 本(交換可) | ER14505 リチウム電池 2,700mAh ×2 本(交換可) | ER14505 リチウム電池 2,700mAh ×2 本(交換可) | ER14505 リチウム電池 2,700mAh ×4 本(交換可)、または USB Type-C 5V/1A | ER14505 リチウム電池 2,700mAh ×4 本(交換可)、または USB Type-C 5V/1A | ER14505 リチウム電池 2,700mAh ×4 本(交換可)、または USB Type-C 5V/1A | USB Type-C 5V/1A(DC 給電) |
| 電池寿命(10分間隔・25℃) | SF7(EU868・US915)9年以上/SF10(EU868)約5.2年/SF10(US915)約2.4年 | SF7(EU868・US915)約5年/SF10(EU868)約3.3年/SF10(US915)約2.5年 | SF7(EU868・US915)約4.5年/SF10(EU868)約3年/SF10(US915)約2.3年 | 約3年 | 約1.5年 | 1年以上 | — |
| 動作モード | OTAA/ABP Class A | OTAA/ABP Class A | OTAA/ABP Class A | OTAA/ABP Class A | OTAA/ABP Class A | OTAA/ABP Class A | OTAA/ABP Class C(常時受信) |
| 外形寸法 | 68 × 65 × 20.5 mm | 68 × 65 × 20.5 mm | 68 × 65 × 20.5 mm | 100.8 × 114 × 22 mm | 100.8 × 114 × 22 mm | 100.8 × 114 × 22 mm | 100.8 × 114 × 22 mm |
| 技適(日本) | 技適未確認(日本国内での運用不可の可能性あり) | 技適未確認(日本国内での運用不可の可能性あり) | 技適未確認(日本国内での運用不可の可能性あり) | 取得済み(018-260087) | 取得済み(018-260087) | 取得済み(018-260087) | 取得済み(018-260087) |
選び方
1. 何を測るかで候補が決まります
温度と湿度だけなら AM102L。CO2 まで測るなら AM103 / AM103L。 CO2 に加えて TVOC・照度・人感・気圧まで測るなら AM307。粉じん(PM2.5 / PM10)まで測るなら AM308 / AM308L。 ホルムアルデヒド(HCHO)またはオゾン(O3)まで測るなら AM319 です。 後から項目を足すことはできないため、測る項目は最初に決めます。
2. 現場の人に見せるなら画面つき
E-Ink 画面を持つのは AM103(2.13インチ)と AM307 / AM308 / AM319(4.2インチ)です。 画面を持たない L 型番は、その分だけ電池が長く持ちます。 会議室や教室のように「その場にいる人が自分で換気を判断する」使い方では画面つき、 設備側でまとめて見るだけなら L 型番で足ります。
3. 電源が取れるかどうか
AM319 は DC 給電のみで、電池では動きません。 電源を引けない場所に付けるなら AM308 / AM308L を選びます。 AM102L / AM103 / AM103L は単3形サイズのリチウム電池2本で数年、AM307 / AM308 系は4本で1〜3年が目安です (いずれも 10分間隔・25℃ の実験室条件での値です)。
4. 日本で使えるか(技適)
工事設計認証(技適)を確認できているのは AM307・AM308・AM308L・AM319 です。 AM102L・AM103・AM103L は確認が取れていません。認証番号は各製品ページに出典つきで載せています。 Milesight 全58型番の技適一覧 もご覧いただけます。
5. 設置場所の条件
7型番とも保護等級は IP30 で、屋内専用です。 屋外や水のかかる場所には使えません。取付は壁面への両面テープまたはネジ止めです。
よくあるご質問
画面つきと画面なし(L 型番)は、どちらを選べばよいですか。
現場にいる人へその場で知らせたいなら画面つき(AM103 / AM307 / AM308 / AM319)です。ダッシュボードだけで足りるなら、画面なしの L 型番(AM102L / AM103L / AM308L)が電池寿命で有利です。測定するセンサーは同じで、画面と電池寿命が違います。
CO2 の測定範囲が 5,000ppm と 2,000ppm に分かれているのはなぜですか。
センサーの方式が違うためです。AM103 / AM103L / AM307 は NDIR(非分散型赤外線)で 400〜5,000ppm、AM308 / AM308L / AM319 は光音響方式で 400〜2,000ppm です。在室管理や換気の判断は 2,000ppm までで足りますが、燃焼機器のある厨房など 2,000ppm を超えうる場所では、上限が 5,000ppm の AM103 系または AM307 を選びます。
AM319 は電池で使えますか。
使えません。AM319 は USB Type-C(5V/1A)からの DC 給電のみで、動作モードも Class C(常時受信)です。電源を取れない場所に置くなら、電池駆動に対応した AM308 または AM308L を選びます。
日本国内でそのまま使える型番はどれですか。
この7型番のうち、総務省の工事設計認証(技適)を確認できているのは AM307・AM308・AM308L・AM319 です。AM102L・AM103・AM103L は確認が取れていないため、ご発注前にお問い合わせください。国内では LoRaWAN は AS923(920MHz帯)で運用します。
測った値はどこで見られますか。
LoRaWAN ゲートウェイ(UG65 / UG67 / UG56 / UG63)で受けて、MQTT または HTTP で任意のシステムへ転送します。当社のソリューションサイトでは、実際の案件で使った計算式のままダッシュボードを公開しています。
各製品の詳細

AM102L

AM103L

AM103

AM307

AM308L

AM308

AM319
センサーを収容するゲートウェイ
LoRaWAN センサーは単体では通信できません。 当社では UG65(屋内・Node-RED 内蔵)、UG67(IP67・屋外)、UG56(Wi-Fi / PoE PD)、UG63(小規模・PoC 向け)を取り扱っています。 いずれもネットワークサーバーを内蔵しているため、別途サーバーを立てずに構成できます。